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JPEGマーカー編集とは
     JPEGファイルはマーカーによって各情報を区切り、そこに画像情報や圧縮データを保存しています。多くのマーカーは、画像本体のために利用されていますが、APP0〜15というマーカーがアプリケーションセグメントとしてアプリケーション利用のために予約されています。APP0はJFIFが、APP1はExifが主に利用しています。
      特定のデジタルカメラやソフトウェアでは、この仕様を無視しまったく別のセグメントにExifを記録したり、JFIFとExifを同時に記録してしまったりしますがDPExではこれらの変異的な形式にも可能な限り対応しています。JPEGマーカー編集ではこのアプリケーションセグメントの操作を行います。現在Exif情報の削除、カラープロファイルの追加の削除、コメントの追加と削除に対応しています。尚、JPEG以外のファイル形式には適用することはできません。

処理の流れ
    単一ファイルを処理する場合  

     1)処理するファイルをクリック
     2)右クリックして出たメニューから〔JPEGマーカー編集〕を選択
     3)処理を設定
     4)OK

    複数ファイルを一括処理する場合  

     1)処理するファイルを選択
     2)右クリックして出たメニューから〔一括処理〕→〔JPEGマーカー編集〕を選択
     3)処理を設定
     4)OK

画面解説



    基本情報ページ

    変更しない…Exif、JFIF情報を保持します
    JFIF形式に変換…Exif情報を削除します

    サムネイル再構築…Exif形式かAdobeリソースに含まれるサムネイルを実画像と同期します

    ファイルの更新時刻を維持…ファイルの最終更新時刻を変更しません。ファイルの更新時刻を撮影時刻として利用したい場合はチェックしてください



    ICCプロファイルページ

     ICCプロファイルとは画像の色空間情報です。Photoshop等で内蔵されたプロファイルを操作できます。処理したデータはPhotoshopやDPExのカラーマッチング機能で有効です。但し、不正なファイル(色空間がRGBではない場合など)を内蔵した場合Photoshop等で読めなくなる場合がありますのでご注意ください。その際は、再度プロファイルを削除すれば開けるようになります。

    「変更しない」・・・プロファイル情報を保持します。
    「ICCプロファイルを削除」・・・現在のプロファイルを削除します。内蔵されている場合のみ有効です。
    「内蔵ICC書き出し」・・・内蔵しているプロファイルをファイルに書き出します。
    「ICCプロファイルを付加・変更」・・・ICCプロファイル情報を交換します。参照よりプロファイルを選択してください。

    コメントページ

     コメントとしてテキストデータを保存できます。空白を指定した場合はコメント用マーカー自体が削除されます。

    ワンポイント
     Shift+Enterキーを押すことによりOKを押すのと同じ動作をします。大量のファイルのコメントを編集する際などに便利です。

    注意事項
     この処理はJPEGファイル構造の再構成を行います。ディスクに何らかの問題があったり、その他の問題(JPEGのデータ形式が規定外であったり、特殊だった場合など)により処理が失敗したり、画像情報が破壊される場合がないとは言えません。初めての機種のデジタルカメラ画像を処理する場合は一度不要なファイルでテストすることをお勧めします。また、問題がある画像を発見された場合は御教え頂ければ幸いです。