YCbCrクリッピング警告とは
YCbCrクリッピング警告は、JPEGファイルに保存されているYCbCr色空間をモニタ上に表示するためにRGB色空間 に変換する際にクリッピング(丸め込み)された領域を赤色で表示する機能です。YCbCrにおいて、Yは輝度情報CbはBlueの色差、CrはRedの色差を表します。一般にRGBは0〜255の数値を取りますが、YCbCrからRGBに変換した場合、この範囲を越える場合があります。
つまり、JPEGファイルにはRGBよりも広い色空間で保存されています。この場合ソフトウェアでは0〜255の範囲に収める処理を行います。この際に実際にはJPEGの中に含まれている色空間の一部が失われ、一番近い色に近似されてしまいます。尚、この機能はJPEGにのみ有効です。
処理の流れ
1)処理するファイルを選択
2)メニューから〔チャンネル〕→〔YCbCrクリッピング警告〕を選択
又はショートカットキーにて「F10」
図1.元画像
図2.処理画像
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注意事項 |
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一度画像処理を行うと、RGB色空間に変換したものをYCbCrに再変換するため、RGB色域外の情報は失われます。EPSONの提唱するPIM等を利用するとこの色空間を活用することができます。 |
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