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L*a*b* 画像出力
     Lab画像出力は、JPEGのYCbCr色空間を直接Lab色空間に変換することによりRGB色空間に変換した際に失われてしまう色情報も有効にLab色空間に変換する機能です。この機能を使ったYCbCrからLabへの変換は高精度に中間損失なしに行われます。YCbCrとRGB色空間の関係についてはYCbCrクリッピング警告の説明をご覧ください。
     例えばこの機能により出力したLab画像をPhotoshopにおいてCMYK画像に変換するとRGB色空間によるクリッピングなくCMYK画像を得る事が可能です。出力するファイルは8bit又は16bitのフォトショップ画像形式(PSD)です。16bitPSDを利用するにはPhotoshop6.0以上が必要になります。8bitと16bitではほとんど違いがありませんが8bitより16bitの方が暗部/無色彩に近い部分の色階調がより正確となります。 この機能はJPEGファイルのみに有効です。


    PhotoshopでJPEGファイルを開き、
    Lab変換した場合のaチャンネルヒストグラム

    DPExでLab変換した場合の
    aチャンネルヒストグラム

処理の流れ
     一つのファイルを処理する場合

      1)処理するファイルを選択
      2)メニューから〔ツール〕→〔L*a*b* 画像出力〕を選択
      3)8/16bit選択
      4)ファイル名指定

     複数のファイルを一括処理する場合

      1)処理するファイルをチェック
      2)右クリックメニュー又はメインメニューから〔一括処理〕→〔L*a*b* 画像出力〕
      3)8/16bit選択
      4)出力フォルダ選択
        ※一括処理の場合ファイル名は、元のファイル名の拡張子をPSDに変更したものとなります



    注意事項
     現在この機能は変換元をsRGB色空間であると仮定して処理しています。AdobeRGBなどで保存された画像ファイルでは正常に動作しません。変換されますが色情報は狂ってしまいます。
     L*a*b*とはLab色空間を絶対位置であらわす場合の名称です。*はスター読みます。これに対しabの色度(比)で示す場合a'b'という表わし方もあり、プライムと読みます。